Tech Note Plus

PC から Azure まで幅広い伝道を目指してます

OpenWrt 環境を 24.10.2 から 24.10.3 にバージョンアップしてみた (久しぶりに無問題)

2025/9/20 付けで OpenWrt の新しい Stable Release 版 24.10.3 がリリースされましたので、環境に導入してみました。

現行環境

バージョン

24.10.2 でした。

必須要件

どうしても無いと困る機能は以下となります。(ファイアウォール機能とか DHCP 機能とか基本機能は別)

  • IPv6 接続でありながら固定の IPv4 アドレスを設定
  • WireGuard を用いて実家へ VPN 接続
  • WireGuard を用いて自宅へ VPN 接続 (外部からという意味)
  • IPsec を用いて Azure へ VPN 接続
  • adblock で広告ブロック
結論

バージョンアップといっても新規にインストールしているので無事に完了しました。画面的には変化なし。

性能的にも特に変化なくです。計測時間の違いによる誤差かなと。

いざバージョンアップ

イメージ作成

マイナーなだけあって特にバージョンアップ自体はそれほど苦労しませんでした。adblock もちゃんと動くようになり、opkg 関係のエラーも発生せずです。 cube309b.hatenablog.com

設定 (割愛)

今まで作りためた設定用のコンフィグを流すだけの地味な作業なので割愛します。

OpenWrt のバージョンアップを終えて

久しぶりに問題が何もなく平和でした。


Note
・ 当ブログは個人主催であり、ブログ中のすべての情報は個人的な観点となります。
・ 情報については正確な内容となるよう努めますが、完全性や正確性、有用性、安全性、最新性について一切保証できかねます。

OpenWrt 環境を 24.10.1 から 24.10.2 にバージョンアップしてみた (追記有)

2025/6/23 付けで OpenWrt の新しい Stable Release 版 24.10.2 がリリースされましたので、環境に導入してみました。

現行環境

バージョン

24.10.1 でした。

必須要件

どうしても無いと困る機能は以下となります。(ファイアウォール機能とか DHCP 機能とか基本機能は別)

  • IPv6 接続でありながら固定の IPv4 アドレスを設定
  • WireGuard を用いて実家へ VPN 接続
  • WireGuard を用いて自宅へ VPN 接続 (外部からという意味)
  • IPsec を用いて Azure へ VPN 接続
  • (adblock で広告ブロック) でもこれ前回からうまく設定できておらず (> <)
結論

バージョンアップといっても新規にインストールしているので無事に完了しました。画面的には変化なし。

性能的にも特に変化なくです。計測時間の違いによる誤差かなと。

いざバージョンアップ

イメージ作成

マイナーなだけあって特にバージョンアップ自体はそれほど苦労しませんでした。adblock は相変わらず動作せず。 cube309b.hatenablog.com

追加で問題発生 (2025/07/10 記)

どうやら opkg update 関係の操作が証明書の問題でうまく動かなくなっていたようです。

SSL verify error: certificate is self-signed or not signed by a trusted CA
そのため以下のコマンドでチェックを無視した状態でアップデートを試みることでうまく動くようになりました。
opkg update --no-check-certificate
qiita.com

設定 (割愛)

今まで作りためた設定用のコンフィグを流すだけの地味な作業なので割愛します。

OpenWrt のバージョンアップを終えて

adblock はそのうち取り掛かります。ダウンロードに失敗している的なエラーが。。。


Note
・ 当ブログは個人主催であり、ブログ中のすべての情報は個人的な観点となります。
・ 情報については正確な内容となるよう努めますが、完全性や正確性、有用性、安全性、最新性について一切保証できかねます。

OpenWrt 環境を 24.10.0 から 24.10.1 にバージョンアップしてみたらまた大変だった・・・

2025/4/13 付けで OpenWrt の新しい Stable Release 版 24.10.1 がリリースされましたので、環境に導入してみました。マイナーバージョンアップだと思ったらハマりました。。。現在継続中。

現行環境

バージョン

24.10.0 でした。

必須要件

どうしても無いと困る機能は以下となります。(ファイアウォール機能とか DHCP 機能とか基本機能は別)

  • IPv6 接続でありながら固定の IPv4 アドレスを設定
  • WireGuard を用いて実家へ VPN 接続
  • WireGuard を用いて自宅へ VPN 接続 (外部からという意味)
  • IPsec を用いて Azure へ VPN 接続
  • adblock で広告ブロック
結論

バージョンアップといっても新規にインストールしているので無事に完了しました。画面的には変化なし。

性能的にも特に変化なくです。計測時間の違いによる誤差かなと。

いざバージョンアップ

イメージ作成

イメージ作成や設定自体は基本的に問題なかったものの、adblock の実装の仕組みが変わってしまったため、うまく以前使っていた豆腐フィルタが適用できてないです (> <) cube309b.hatenablog.com

事の経緯は以下の通りでした。

  • 以前は adblock.sources.tofu.gz ファイルをアップロードし、そのファイルをソースとして設定することでフィルタ名を指定していた

     uci set adblock.global.adb_srcarc="/etc/adblock/adblock.sources.tofu.gz"
     uci delete adblock.global.adb_sources
     uci add_list adblock.global.adb_sources="tofu"

    本バージョンから adblock.custom.feeds ファイルをカスタマイズし、feed を指定する模様

     uci set adblock.global.adb_feed='tofu'

  • adblock.custom.feeds 内の書式が変わっていた

     "tofu": {
                 "url": "https://raw.githubusercontent.com/tofukko/filter/master/Adblock_Plus_list.txt",
                 "rule": "BEGIN{FS=\"[|^]\"}/^\\|\\|([[:alnum:]_-]{1,63}\\.)+[[:alpha:]]+\\^(\\$third-party)?$/{print tolower($3)}",
                 "size": "S",
                 "focus": "ads_analysis",
                 "descurl": "https://github.com/tofukko/filter"
         },

    本バージョンからいくつかの値が変更になった模様。focus の名前が変更となり、descurl はなくなったっぽい。

     "tofu": {
                 "url": "https://raw.githubusercontent.com/tofukko/filter/master/Adblock_Plus_list.txt",
                 "rule": "BEGIN{FS=\"[|^]\"}/^\\|\\|([[:alnum:]_-]{1,63}\\.)+[[:alpha:]]+\\^(\\$third-party)?$/{print tolower($3)}",
                 "size": "S",
                 "descr": "ads_analysis"
         },
  • ただこれでもエラーはなくなったものの動いていない・・・?継続して確認中です。

設定 (割愛)

全体的な手順としては今まで作りためた設定用のコンフィグを流す作業ですので割愛します。

OpenWrt のバージョンアップを終えて

たまにマイナーだと思って侮るとハマる仕様のようです。。。ほら、この時のように。 cube309b.hatenablog.com


Note
・ 当ブログは個人主催であり、ブログ中のすべての情報は個人的な観点となります。
・ 情報については正確な内容となるよう努めますが、完全性や正確性、有用性、安全性、最新性について一切保証できかねます。

OpenWrt 環境を 23.05.5 から 24.10.0 にバージョンアップしてみた

2025/2/3 付けで OpenWrt の新しい Stable Release 版 24.10.0 がリリースされましたので、環境に導入してみました。久しぶりのメジャー?バージョンアップのようです。

現行環境

バージョン

23.05.5 でした。

必須要件

どうしても無いと困る機能は以下となります。(ファイアウォール機能とか DHCP 機能とか基本機能は別)

  • IPv6 接続でありながら固定の IPv4 アドレスを設定
  • WireGuard を用いて実家へ VPN 接続
  • WireGuard を用いて自宅へ VPN 接続 (外部からという意味)
  • IPsec を用いて Azure へ VPN 接続
  • adblock で広告ブロック
結論

バージョンアップといっても新規にインストールしているので無事に完了しました。画面的には変化なし。Linux カーネルがだいぶ更新されている模様です。

性能的にも特に変化なくです。計測時間の違いによる誤差かなと。

いざバージョンアップ

イメージ作成

メジャーなだけあって以前のような苦労があるかと思いきや、いくつかのモジュール変更があっただけで今回はそれほど苦労しませんでした。 cube309b.hatenablog.com

・ ファイル名の変更
今回からモジュールファイル名が tar.xz → tar.zst に変更されているようです。そのため、スクリプトでファイル名を指定している箇所を修正しました。 また、拡張子が変更になったことで tar コマンドでの解凍時に -J オプションを外す必要がありました。

・ * opkg_install_cmd: Cannot install package luci-i18n-opkg-ja.
どうやらこのバージョンから luci-i18n-package-manager-ja に名称が変更されている (統合?) ようです。

・ * opkg_install_cmd: Cannot install package luci-app-wireguard.
元々機能統合はされていたようで、luci-proto-wireguard へ変更となりました。

設定 (割愛)

今まで作りためた設定用のコンフィグを流すだけの地味な作業なので割愛します。

OpenWrt のバージョンアップを終えて

久しぶりに検証するといろいろ忘れていることも多かったですが、今回も特に問題なく。


Note
・ 当ブログは個人主催であり、ブログ中のすべての情報は個人的な観点となります。
・ 情報については正確な内容となるよう努めますが、完全性や正確性、有用性、安全性、最新性について一切保証できかねます。

3 年に一度のメイン PC 入れ替え祭りがやってきた (実装編)

今回は、組み立てたパーツを実装していきます。 cube309b.hatenablog.com

uEFI まわり

Ryzen 9000 系は uEFI 3.01 以降でないと起動できないようなので、それ以下で出荷されていると起動できずに詰むなと・・・。

https://www.asrock.com.tw/mb/AMD/B650M%20Pro%20RS/index.jp.asp#CPU

最悪、持ち込みで BIOS 更新をしてくれるショップ様を覚悟しつつ、ネットのレビューでは 8 月の段階で 3.01 とのことだったのでイケると踏みました。実際、3.01 となっていたので無事に起動しました。その後、Instant Flash で 3.15 にアップして終了です。今回は OC 等は行わないので設定もそれほどなく。

モリーテストまわり

特に問題もなく 4 周程度を Pass したので終了。5600 で動いてくれていたようです。

Driver 集め

マザーボードメーカー側で配布しているドライバーより各パーツサイトで配布している最新のドライバが欲しい派なので探してみました。 が、一番大事な AMD のドライバーダウンロードサイトがうまくうごかないので基本的にはマザーボード側で配布しているドライバで妥協しました。

Realtek ハイデフィニション・オーディオドライバー (本家では見つからず)
https://www.asrock.com.tw/mb/AMD/B650M%20Pro%20RS/index.jp.asp#Download
Intel Bluetooth ドライバー
AMD AI NPU ドライバー
https://www.asrock.com.tw/mb/AMD/B650M%20Pro%20RS/index.jp.asp#Download
AMD chipset ドライバー
https://www.asrock.com.tw/mb/AMD/B650M%20Pro%20RS/index.jp.asp#Download
Realtek Lan ドライバー
https://www.realtek.com/Download/List?cate_id=584
・ RAIDXpert2 (RAID 管理ツール)
SATA フロッピーイメージ (RAID ディスクからの起動用ドライバ)
AMD graphics ドライバー
https://www.asrock.com.tw/mb/AMD/B650M%20Pro%20RS/index.jp.asp#Download
Intel 無線 LAN ドライバー
・ ASRock Motherboard Utility (マザーボードの管理ユーティリティ)
https://www.asrock.com.tw/mb/AMD/B650M%20Pro%20RS/index.jp.asp#Download
Blazing OC Tuner (OC ツール)
・ APP Shop (BIOS やドライバのアップデート管理)
・ Nahimic3 ツールプログラム (サウンドユーティリティ)
Norton 360 for Gamers (セキュリティソフト)
・ Restart to UEFI (強制的に uEFI 画面に入れる)
https://www.asrock.com.tw/mb/AMD/B650M%20Pro%20RS/index.jp.asp#Download
・ Phantom Gaming 2.5G LAN Utility (ネットワーク帯域幅を優先度に応じてアプリに割り振り)
・ ASRock Polychrome RGB (イルミネーション管理ユーティリティ)
・ Monitor Driver
https://jp.msi.com/Monitor/Optix-MPG321UR-QD/support
・ Gaming Intelligence (Monitor 側の KVM 切り替え用)
https://jp.msi.com/Monitor/Optix-MPG321UR-QD/support
・ DeepCool ソフトウェア (CPU クーラーの制御ソフト。LED 表示のためにも必要)
https://jp.deepcool.com/downloadpage/
AMD 自動アップデートツール
https://www.amd.com/ja/support/download/drivers.html
NVIDIA Studio ドライバー
https://www.nvidia.com/ja-jp/drivers/details/237788/

リンクの記載がないものについては導入不要と判断したものになります。

起動しての消費電力計測

GPU 抜きで起動した際には最大で 85W 程度を示しました。
GPU 有りでも起動時は 105W が最大となりました。
GPU 有りでベンチマーク実行時は 410W が最大となりました。

ディスクベンチマーク

GPU ベンチマーク

実装を終えて

深夜に音のない状況での無音を望むのもあれなのですが、電源のファンと思われる音が気になるこの頃です。ただ、性能的には満足ですし我慢できないわけじゃないのでいったんこれで。よい買い物でした。


Note
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3 年に一度のメイン PC 入れ替え祭りがやってきた (組み立て編)

というわけで、企画したパーツ群を無事に購入して組み立てたの巻きです。 cube309b.hatenablog.com

おさらい

今回の構成

購入は滞りなく値段を中心に納得のいくところから購入しました。

No. 種別 型名 メーカー 備考
1 CPU Ryzen 5 9600X AMD 6 コア
2 CPU クーラー AK400 DIGITAL PRO DEEPCOOL サイドフロー
3 マザーボード B650M Pro RS ASRock B650/Micro-ATX
4 モリー W5U5600CS-16G CFD DDR5-5600 32GB
5 ディスク MZ-V9S1T0B-IT Samsung 1000GB/NVMe/Gen5
6 ビデオカード NED408SS19T2-1032S Palit Geforce RTX 4080 SUPER
7 ケース SST-TJ08B-E Silverstone マイクロタワー
8 電源 A750GL MSI 750W/プラグイン/ゴールド認証
9 OS Windows 11 Pro Microsoft

開封

CPU

CPU クーラーが付属してないとはいえだいぶコンパクトな箱になったようです。

CPU クーラー

よく考えたらスケルトンケースでもないわけで、組み立てたたら中のデジタル表示は見れないので通常の AK400 でもよかったのではないかと思ったのはナイショです。

マザーボード

CD なども付属しなくなってきて時代の流れを感じました。

モリー

特にコメントもなく。事前情報通りチップメーカーは判別できず。

ディスク

マザーボード側にヒートシンクがあるのでヒートシンクなしの SSD もありがたいです。今回は、蝉族的なものも検討したいのですが断念しました。
・ 中身が蝉族かどうかが買ってみないとわからない (ギャンブル性が高い)
GPU がスロット幅上 2 つめの M.2 スロットにまでかかってしまい、高さ的にヒートシンク付きの SSD が装着できなさそう

ビデオカード

今回の主役です。高くて大きいです。 もっとうるさいと思ったのですが、低負荷時には停止するし負荷をかけてもうるさくはなかったです。電源の方がうるさ・・・

なお今回のカードは NVIDIA が提唱する SFF という形式に則ったサイズ感のものとなってます。サイズが各社ばらばらになってしまうとケースに入らないということも普通にあるそうで。

組み立て

GPU と CPU クーラー以外を装着したの図

特に問題もなく、マザーボード付属の CPU プレートは外して AK400 付属のものに変更するのもいつも通りでした。

GPUマザーボードの図

圧巻。マザーボードの幅より GPU の方が大きいなんて・・・これは確かにケースとかの選定が大事ですね。

全部組み立てたの図

ドライブ類 (2.5 インチ、5 インチ) がないこともあって上部にケーブルなどを追いやり結果としてエアフローを確保できました。いつか電源周りのケーブルが小さくなってくれるといいなぁ。

組み立てを終えて

マイクロ ATX にこだわって作ったこともあり、非常に満足のいく組み立てとなりました。実装が楽しみです。


Note
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・ 情報については正確な内容となるよう努めますが、完全性や正確性、有用性、安全性、最新性について一切保証できかねます。

ESXi を掃除のために久しぶりに再起動したら OS が起動しなかった件について

だから、USB メモリへの ESXi のインストールをメーカーは推奨していないのかなと・・・

現状と何が起こったか

現状

我が家の ESXi 機は OpenWrt を仮想化して稼働させており、これが停止するとインターネットができなくなってしまいます。そのため、割とずっと稼働させていたりします。 cube309b.hatenablog.com

何が起こったか

年末の大掃除ということで配線を抜いたり筐体内を掃除したりしたところ、ESXi の OS 起動中に起動エラーが・・・。何度やっても同じところで同じエラーが発生してしまいました。

Loading basemisc.tgz
Error 33 (Inconsistent data) while decompressing data
・・・
Fatal error: 33 (Inconsistent data)

はい、どうやら圧縮を解除しようとしてファイルが不整合を起こしたらしいです。

どうしたか

別の USB メモリを引っ張り出してきて再度 ESXi をインストールしなおしました。 幸い、データストアは無事だったため、仮想マシンたちは再度インベントリ登録をすることで無事に起動しました。

トラブルシュートを終えて

実際、ESXi のインストール時には USB メモリへのインストールは推奨されていない (から、ディスクも併用するように指定があるわけで) たぶん、こういうことも起こるということなんでしょうね。


Note
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