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リチウムイオンなラインインタラクティブ UPS に入れ替える

一連の OpenWrt 研究の振り返りからしばらく間が空いてしまいました。この間、プライベートでいろいろあって更新が遅れてしまいました。今回は単発モノで自宅 (自室) の UPS を入れ替えたお話です。 cube309b.hatenablog.com

現状

そもそも UPS とは

多くの方にとって説明は不要かと思います。無停電電源装置ですので一言で言えばバッテリーです。 バッテリーと違う (高機能) なのは、通常時や停電時で挙動を変えたり電圧を補正して接続されている機器にやさしくなれるという点です。 この UPS は電源の供給方式により以下の 3 つに分類されます。

違いは詳しく以下で説明されていて、私が利用しているのはラインインタラクティブ方式です。 socialsolution.omron.com

現行機種

私の部屋では OMRON 製のラインインタラクティブ UPSBN75T」を利用していました。 なりは小さいものの 11kg と非常に重い点をどうする (継続利用する) か悩んでいました。

入れ替えの経緯

狙っていた機種

鉛バッテリーを搭載する昔ながらの UPS に対して、リチウムイオンバッテリーを搭載する機種がリリースされていました。 OMRON 製の「BL75T」です。BN75T より小型になり重量も約半分の 5.8kg です。 おまけにバッテリーの寿命も倍といいことづくしなわけですがネックは値段でして、

  • BN75T < BL75T の値段
  • BN75T 続投の場合はバッテリーだけ交換すればよい (BL75T は初回なので本体購入が必要)

BNB75T (BN75T の交換用バッテリー) が \25,000 前後に対して、BL75T は \80,000 前後という価格です。

バッテリー損耗

前回入れ替えたのが 2020 年の 12 月で、我が家では 4 年程度でバッテリーが劣化して交換が必要になるため本当は 2024 年に入れ替えを予定していたのすが、ヤフ●クで BL75T の未使用品が安く販売されていたため購入してしまったわけです。

いざ入れ替えてみた

入れ替え作業

電源製品ですので、場所を入れ替えて電源ケーブルを差し直せば終わりです。LED が常時 ON になっているのでこれは OFF の方が目立たなくてよいでしょう。

回収作業

UPS はそのままゴミには出せません。OMRON では無料で引き取ってくれるサービスがあるので既存機の破棄はそちらを利用すると良いでしょう。 socialsolution.omron.com

問題発生

キーンという甲高い音がする・・・

入れ替え直後は気にならなかったのですが、夜になって自室で作業をするとどこからともなくキーンという小さい音が聞こえます。 音量自体は小さいものの甲高い音なので一度気になるとずっと気になります。

交換

OMRON に相談したところ、個体不良の可能性があるということで交換になりました。

甲高い音は消えたもののそれでも冷蔵庫の音を小さくした音が聞こえる

やはり入れ替え直後は気にならなかったのですが、夜になって周りが静かになるとジーンという小さい音が聞こえます。 音量自体は小さくトーンも高くないものの一度気になるとずっと気になります。

入れ替え直後には聞こえなかった音ですので何か発生条件があるのかと調べてみました。 その結果、バッテリーが満タンになると鳴り始める音であることが判明しました。充電中は音がしないのです。

結論

内容を OMRON に問い合わせたところ、音の大小はあれども音自体は鳴り続けるのが動作仕様とのことでした。 鳴り続けではなく満充電になると聞こえ始めた理由についても、回答をいただけました。

つまり、実際には充電中も音は鳴ってはいるものの、充電電流が大きいことにより充電回路の発振周波数が高くなり、 周波数が高くなることで音が高音となるため人間の耳では聞こえないだけとのことでした。

暫定案

暫定ですがダンボールで UPS の囲いを作ると劇的に音が軽減されほぼ聞こえなくなりました。囲いを DIY しますか・・・。

UPS の入れ替えを終えて

音の問題は残念なところではありますが音に対して少し潔癖なところがある自分も良くはないので、これで行きます。無音は無理ですよね。


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